Chaos Destruction Demoを起動できない人向け手順まとめ

起動方法

UE4.26-Chaosを使用して、プロジェクトファイルのSourceフォルダにある2つの.CSファイルの変数を削除して起動することでChaos Destruction Demoを動かせます。

 



 

知っておきたい背景

旧世代のサンプルプロジェクト

Chaos Destraction DemoはUE4時代に作られた学習用のサンプルプロジェクトです。そのため現在のUE5には対応していなかったり(UE5でも動くとの噂もあるが)プロジェクトを動かすのに一手間かかります。

また公式ページにセットアップの説明がありますが、リンクが切れていたり、Gitを使わないといけなく非常に手間だったりと、サンプルプロジェクトの起動を阻んできます。

Chaos Destraction Demoを動かす手順

解説動画(英語)

Chaos Tutorial 01.1 – Installing Chaos UE 4.26 without compilation – Unreal Engine 4

あそぽよ解説

  1. EpicランチャーからアンリアルエンジンUE4.26-Chaosプレビューをダウンロードインストールします。(約20分程度)
  2. Fabから Chaos Destraction Demo のサンプルプロジェクトを入手します。
  3. EpicランチャーからChaos Destraction Demoのプロジェクトを作成します。 → 忘れずに使用するエンジンのバージョンを4.26に設定しておきましょう。
  4. いきなり起動せずにまずは、作成したプロジェクトのフォルダをエクスプローラーで開きます
  5. プロジェクトフォルダ名 → Source → ChaosDestractionDemo.Target.cs と ChaosDestructionDemoEditor.Target.cs の2つのファイルを探します。
  6. まずは「 ChaosDestractionDemo.Target.cs 」をVSコードで開きます。(VSコードはアンリアルエンジンのパッケージ化に必要なマイクロソフトのコンパイラを入手する際についでにインストールされるはずです。過去記事「 UE5パッケージ化用のVusualStudioのコンパイラを導入する方法 」)
  7. 下の図で示すように.csファイルに含まれる変数14行目〜19行目を削除して保存します。
  8. 同様に「 ChaosDestructionDemoEditor.Target.cs 」でも.csファイルに含まれる変数14行目〜20行目を削除して保存します。
  9. 「 Chaos Destraction Demo.uproject 」ファイルを右クリック → Switch Unreal Engine version… → Select Unreal Engine Versionというポップアップウインドウから4.26Chaosを選択します。 → OKボタンを左クリックしましょう。 → ポップアップウインドウが出現して何かファイルを自動的に生成してくれます。
  10. 「 Chaos Destraction Demo.uproject 」ファイルをダブルクリックするとプロジェクトを読み込みます。
  11. すると「 Missing ChaosDestractionDemo Modules 」という警告が出ますが無視して「 はい(Y) 」を選択します。
  12. 最初の起動時のみ何かポップアップウインドウが出現してビルド処理が走りますが気にせず待ちましょう。
  13. UE4.26Chaosのエディターが起動してプロジェクトが読み込まれれば、サンプルプロジェクトの起動成功です。
  14. ついでに何故かSteamVRが起動しますが、特に使わない場合はバツボタンを押して消しておきましょう。

 



 

まとめ

情報の紛失

ちょっとした手間ではあるのですが、公式のドキュメントがリンク切れになっていたりして、Chaos Destraction Demoを起動するまでのハードルがやや高いのではないでしょうか?通常であればランチャーからサンプルプロジェクトを作って起動するだけのシンプルお手軽手順ですが、過去の実験段階のプロジェクト?ということもあり、導入するだけで疲れてしまいますね。

UE4とUE5の違い

無事にChaos Destractionの技術はUE5になってデフォルトの機能として搭載されるまで実験段階だったようです。UE4の使い方とUE5の使い方では微妙な違いはあるとは思いますが、学習サンプルプロジェクトが現状、Chaos Destraction Demoしかないので、公式ドキュメントやサンプルプロジェクトで勉強するしかないようです。

 

 

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