自由自在にロボットを絵描けることに憧れませんか?格好いいロボットを見る度にどうやって考えると自分の理想とするロボットが描けるようになるんだろうか?と考えたことはありませんか?
ネットやYouTubeを探してみてもいまいちピンとくる描き方の講座がなかったので自分で描き方を考えてみました。
結論・描き方の手順
結論は3つの手順を考えることでまず大まかなラフを作ります。そしてそのラフを元にディテールを描き足していきます。これでは何のことかさっぱり分からないのでもう少し細かく解説して行きます。
解説
ロボットの構成
ロボットの構成は図の4つの要素から成り立っています。今回はロボットなので人型の基本骨格をしていますが、描きたいメカによっては人型以外の構造を採用します。
描き方・基本のラフを作る
まずはモチーフとなる形をイメージしてみましょう。
※ モチーフ = デザインにおいて、繰り返し使われたり、特定のテーマとして強調されたりする要素
モチーフとは基本図形である丸や三角などの幾何学図形ですね。上達するに連れてより変形した形を使うことができるようになりますが、始めのうちは基本図形を使っていきましょう。
どのモチーフの形を使うか決まったら次はそれらのモチーフをどの部位に採用するかをイメージします。
今回は超シンプルに球体を基本モチーフにして、すべての部位を球体で構成するロボットをイメージしました。腕には円柱を使用していますが、各部位に合わせてイメージに合う基本モチーフを考えましょう。基本モチーフによって以下のようなイメージ造りができるようです。
- 円形:柔らかさ、親しみやすさ、流動性を示します。人々に安心感を与えるロボットや、滑らかな動きが求められる場合に適しています。また近未来や有機的なロボットに円形が多く採用されることが多いと思います。
- 三角形:安定感や強さ、ダイナミズムを表現できます。特にエッジが効いた未来的な印象を与えたい場合に有効です。トゲトゲした鋭い印象を与えることができると思います。スタイリッシュなロボットは三角形を基本にしている場合が多い印象です。
- 四角形:堅実さ、信頼感、構造的な強さを象徴します。産業用ロボットや、精密さや頑丈さが重要な場合に適しています。ザ・ロボットといったメカメカしいロボットに多く採用されているのではないでしょうか?ただ近未来や有機的からはかけ離れ人工的な構造物の印象を与えるイメージがあります。
ディテールを煮詰める
ラフの状態ではまだロボットらしさがありません。そこで基本のモチーフをベースに、細かい部分を描き込んで行きましょう。
ディテールの追加
- 胴体の左右を削る
- 胴体に模様を書き込む
- 肩には細部の特徴として3つの丸を三角形に配置
- 腕は太い部分と細い部分を作り抑揚をつける
- 手や指は若干サボりました
- 太ももは球体の基本モチーフを変形して、楕円状にしました。
- 足は思いつかなかったのでサボってやや適当に描きました。
- 頭も思いつかなかったので、ディテールの特徴である、3つの丸を横方向に並べ、頭の上を台形にカットしてみました。
このあたりは感覚に任せてディテールを煮詰めていくので、経験と自分のイメージがないと難しい作業でしょうか?もちろん基本となるラフを決めるのも難しいですが、慣れと勘を養って数をこなしていく内に自分の理想のロボットに近づいていくようになるのが一般的な道筋でしょうか?
今回のロボットの細部の特徴
- 基本モチーフが球体
- 模様に「 3つの丸 」が使われてる
- 台形に削られた基本骨格
まとめ
まだまだロボットとしては細かく描き込めることができますが、素人が何も知らない状態から進めたにしてはまずまずの出来栄えで、ないでしょうか?
これから数をこなしていきもっとロボットらしいすごい絵が描けるようになったら、それらの過程などをまた記事にしたりYouTube動画で解説したいと思います。
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