#3 税金情報の審査・Epic Games Storeでゲームをリリース

組織の情報は、出品するチームやメンバーなどがいる場合によって様々なので一口には言えませんが、ここでは個人しかも一人でゲームを作って販売する人向けに絞って解説をしています。

免責
当ブログ記事の情報によって発生した、損失や損害を補償することはできません。あくまで情報の1つとして広く自身で情報を探し、自己責任にて経営判断や意思決定を行ってください。

まずは全体記事を読んでね!

以下の全体記事から少しづつ出品作業を進めていきましょう!
「 Epic Games Storeでゲームを公開・販売する方法|申請からリリースまでの流れ 」

 



 

組織の設定(全体)

組織の設定では

  1. メンバー
  2. 通知
  3. 役割
  4. トレーダーの詳細
  5. 税務情報
  6. 支払い情報
  7. 契約
  8. プロフィール
  9. 設定

の9項目が設定できます。そのうち、トレーダー情報、税務情報、支払い情報には黄色のビックリマークがついて重要であることが示されています。

メールアドレスで大苦戦

ここの組織の設定の部分でメールアドレスを変更できれば開発者用のメッセージのみをGmailに送ることができそうなのですが、どうにもアカウントと紐づいており、デベロッパーページでは変更できないようです。

Epicアカウント自体のメールアドレスを丸ごと変更して進めなければなりません。

どうにかして開発者用のメッセージのみをGmailに送ることができないか四苦八苦しましたが、結局、メールボックスで仕分けるという現実的な方法に着地しました。

変更方法

※メールアドレスの変更を行うと90日間は新たにメールアドレスを変更をできなくなります。作業する際は慎重に考えてから変更するかどうかを決定してください。

Epicのアカウント管理 → メールアドレス横の編集青色ボタンを押す → 新しいメールアドレスを入力 → 変更前のメールアドレスにワンタイムパスワードが送られる → 変更画面に入力 → 新しいメールアドレスにメッセージが届く → 認証ボタンを押すとメールアドレスが変更できる。

 

組織の設定(詳細)

メンバー

これは会社などの大規模なゲームを開発しているような組織での運営メンバーを管理するための機能だと思われます。自分はすべて一人で行うので追加はしなくて良いでしょう。

通知

デベロッパー ポータルの各サービスに関するメール通知を受け取れるようになります。とありますが、Epicからのお知らせメールを送るアドレスを登録できたらしといてね。ということでしょうか?必須では無いようです。

役割

役割では、各種ゲームを販売するに当たって与えられた権限を管理するような画面が全て英語で出てきます。正直あまり変にイジらないほうが賢明だと思うので、眺めるだけにしておきましょう。

トレーダーの詳細

● EUでゲームを販売できるかどうかを決めます。開発者は次の3つの選択肢を選ぶこととなります。

  1. 宣言なし(デフォルト設定)EUでの製品の配信はできません。(禁止されているわけではない)
  2. 非取引者(EUでも製品を配信できます。ただしEUの消費者保護法は適応されません。)
  3. 取引者(EUの法律に従う製品のみを配信することを保証するものとします。)

個人インディーゲーム開発者であれば無難に宣言なしを選択するのが良いと思います。それでは嫌だという人は別途詳細を調べて別の選択肢を選んでください。(自分もどれが良いのか良く分かってない)

税務情報

  1. 個人 用の税務プロフィールを作成します (推奨)。
  2. 個人事業主 用の税務プロフィールを作成します。
  3. シングル メンバー LLC 用の税務インタビューを開始します (米国居住者のみに適用)。
  4. ビジネス 用の税務プロフィールを作成します。

上記の4つから自分に当てはまるモノを選択して税務情報を提出します。

自分は、開業届確定申告を提出しているので、収益が20万を超える超えないに関わらず2の個人事業主を選択するべきだとGeminiくんが教えてくれました。(ChatGPTはくるくるで不調)

このあたりはとてもナイーブな扱いなので、どの機関も具体的なアドバイスをくれないという放置プレイが一般的です。心配な人は税理士に問い合わせましょうで、一蹴されるのが一般的です。(超無慈悲)

税務インタビュー

プロフィールを選ぶと税務に関するインタビューという名のW-8BENの書類作成プロセスが始まります。基本質問に答えていくだけですが、初めての場合、非常に難解な質問を沢山答えさせられるので結構苦戦すると思います。Steamで一度行った自分でもChatGPTに解説してもらいながら1時間半かかりました。時間に余裕があるときに行いましょう。

詳細な手順を記録した手順書を作りましたが以下の点からブログで公開するのは止めておきました。

  1. Epic Games Storeのデベロッパーページの機密に当たると面倒に巻き込まれそうなため。
  2. 個々人によって正解となる選択肢が異なるため、明確にこれと言えないため。
  3. 税務上のアドバイスや指南は公的機関でさえ投げやりにするほどセンシティブな内容であるため。

基本的には、米国人ではない、米国で事業をしていない(設備がない、従業員がいない、米国の仕事で収入を得ていない)、日本人であることを証明することができればよいという書類です。

これにより、収益から、通常30%源泉徴収されるところが、外国人(米国と税務上の契約している国)の場合は0%に免除してもらえます。

最初は難しく何を言っているんだこいつは?と戸惑うことばかりですがChatGPTなどのAIを活用して平たい文章に直してもらいましょう。解説してもらうとそこまで難しい手続きではないはずです。つまり言い回しが難しいだけで、優しく平たく説明してもらえると、高校生くらいでわかる内容なので頑張って手続きをしましょう。

税務インタビューのレビュー待ち

Epic Games Storeの仕事が早いのか?タイミングが良かったのか?自分の場合は、脅威の20分で審査が終わりました。

 



 

製品設定(審査中)

組織の審査が終わるまでは、ポップアップウインドウ「 組織の設定を更新 」が出て次に進めなくなっています。ウインドウには以下の説明と、キャンセルボタン、組織を更新して続行ボタンがあり変に設定しても嫌なので、審査の結果のメールが来るまで気長に待ちます。

Epic Games Store パブリッシング ツールを使用するには、組織のオーナーが組織のすべてのメンバーの法的署名者となるように組織を更新する必要があります。この変更は元に戻すことができません。

組織の詳細についてはこちらを参照してください。

 

組織-プロフィール

ということで審査が終わるまで製品関連の設定ができない?っぽいので組織のプロフィールを入力しましょう。非公開にすると必要ないかもしれませんが、公開しておくことで一定の露出が狙えるでしょう。

プロフィールの表示例はコミュニティの左ナビゲーションバーのプロフィールを開くと見えます。どんな最終形態になるのか?が確認できます。試しに個人開発ではないチームで運営している組織の一例を見てみましょう。意外と背景画像を用意していない組織もいるようです。また背景画像は思ったより小さく表示されてシンプルなものが見やすそうですね。

プロフィール画像

丸いアイコンとなり、組織の顔となる画像です。

カバー画像

背景に表示される画像でフルHDの解像度ですが、組織一覧では意外と小さく表示されます。

自己紹介(英語)

自分の組織(会社)がどのようなものなのかを紹介しましょう。英語以外の言語は見かけないので英語で記述しておくのが無難だと思います。

サブタイトル行(英語)

組織一覧で簡単に、プロフィール画像の下に表示される文章です。

ソーシャルプロフィール

Epic外で運営しているウェブサイトのURLを設定することもできます。Steamのストアページをリンクしていた猛者もいたのですが、Epicのルール上問題ないのでしょうか?

 



 

審査が終わったら

  1. 税務情報のインタビューが完了し審査が終わると「 [要対応]お客様のHyperwalletアカウントを有効にしてください 」というタイトルと共にメール内容で、おめでとうございます。ご提出いただいた税務情報の確認が完了しました!という税務情報の審査が終わるメールが送られてきます。(税務インタビュー終了後、まさかの超速約20分で審査が終わりました。)
  2. 続いてHyperwalletの入力が済むまでの間に、納税者情報の確認に関する問題というタイトルでメールが何度か送られてきて、Hyperwallet側のプロフィールや振込先銀行口座の入力を催促されます。
  3. Hyperwalletの入力が終わると、約1日半かかって審査(Hyperwalletの)が終了しました。アカウント情報は正常に確認されました。というタイトルとともに、ご提出いただきました情報は、無事に確認されました。というメッセージが送られてきます。

※ HyperWalletの入力は次回もう少し詳しく見ていきます。

組織→支払い情報の手動更新

審査が無事終わると、組織 → 支払い情報 のページを手動で更新しなければなりません。ページ説明に更新という青く光る文字があるので、そこをクリックします。

そうすると、リロードが挟まり、支払い情報の詳細の文章が微妙に変わります。また情報が変わったときに備えて、何度も更新できるように、ずっと更新リンクが存在します。一番大きな違いはページ一番下の、「 Hyperwalletアカウントを有効にする 」から「 Hyperwalletアカウントを更新する 」に変化します。(自分の場合は審査が終わった後、自動?で更新するにすでになっていた。)

 

お疲れ様でした!

慣れない税務のしかも外国との送金のやり取りでの書類(W-8BEN)ということで、気力をぐっと吸い取られたのではないでしょうか?

Steamで一度、やったことのある自分でも息絶え絶えで、何度もやりたくありません。

スクリーンショットを交えてわかりやすく説明したかったのですが、スクリーンショットを取り忘れていたようです。作業するのに必死でブログ記事を書くのを後回しにしていたら、どの画面が必要なのか?分からずに撮影できていませんでした。残念!

今日はぐびっと美味しいものでも食べて一休みして、明日また作業を進めてもいいですよ。

 

次の作業を進める
→ 「 #4 売上の支払先の銀行口座を登録・Epic Games Storeでゲームをリリース 」

リリース手順全体の記事に戻る
→ 「 Epic Games Storeでゲームを公開・販売する方法|申請からリリースまでの流れ 」

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました