それでは早速、ストアページの作成を行いましょう。画像の準備、製品説明、ローカライゼーション、ゲームビルドのアップロード(次回)、審査、とてんこ盛りの内容です。
まずは全体記事を読んでね!
以下の全体記事から少しづつ出品作業を進めていきましょう!
「 Epic Games Storeでゲームを公開・販売する方法|申請からリリースまでの流れ 」
商品ページ
右側のリストをこなしていくと、白色から緑色に変化します。作業開始当初のスクショがなかったのでほぼ仕上がった状態のスクショしかゲットできませんでした。
ストアの設定を行う
右の縦長バー、商品チェックリストから → 商品ページ → ストアの設定を行う を選択してストアページの外観を作っていきましょう。基本ベースの言語は英語で、そこから各言語にローカライズする形となります。なので全て英語で記載していきましょう。
大きく2つのセクションに分かれ、「 製品の構成 」「 地域とレーティング 」を編集します。
製品の構成
製品の構成では大きく5つの編集項目があります。
- 製品の詳細
- 仕様
- ソーシャルメディア
- バナー
- テーマ
① 製品の詳細ではストアページの右部分に表示される項目を主に入力します。製品のロゴ、製品のアイコンという画像ファイルを要求されますが、最初はどこに表示される画像なのかがわからず、どのような画像が最適なのか分からないので取り敢えず設定してみて様子を見ることにします。このブログを読んでいる皆さんには、画像メディアとして後述で詳しく解説したいと思います。
製品のロゴでは主に、製品のタイトルを大きく画像で表示したモノを使います。ロゴとあるように、商品名などの文字を特別にデザインしたものの画像を掲載します。
製品アイコンは任意で掲載するようで、どの商品ページを見てもアイコンが見当たらないのでほとんどの人が掲載していないのが現実のようです。実際に掲載するとどんな感じになるのでしょうか?
対応言語も製品の詳細から指定できます。一度入力した後に、あれ?そういえばストアページの下の仕様などの下の対応言語ってどこで設定したっけ?と30分ぐらい探し回りました。プレビューされる位置と対応がわかりにくいので要注意です。
さらに分かりにくいのが法的情報の法的なフッターとプライバシーリンクというのがインディーゲームクリエイターにとっては分かりにくいものでは無いでしょうか?
良い例としてEA SPORTS FC™ 26 Ultimate Editionでは事細かにゲームの規約的な事細かな法的な記載がされています。これを参考に、自身のゲームの規約やポリシー的なことを記載すればよいのでしょうか?契約の浮遊船の場合ではゲーム実況配信をするときは、実況プレイモードを使用してください。などになるのでしょうか?この辺りは参考になりそうなゲームを手当たり次第見てどんなことを書いているのかを調べる地味な作業が必要でしょうか?
公式のドキュメントにも「 Legal Info (法的情報):製品のリーガル フッタとプライバシー ポリシー。必須なのはフッタのみです。ヒント:プライバシー ポリシーがない場合は、ユーザーにわかるように現時点でこの情報がないことを示すページをサイトに作成することをお勧めします。 」との記載しかなくよくわからない説明ですね。
また法的フッターはローカライゼーションを依頼した際に1000文字以内にしてくださいと言われました。他の有名ゲームでは平気で3000文字以上使ってリリースされているにも関わらず、自分は1000文字以内と言われ謎が深まるばかりです。
② 仕様ではストアページの一番下のPCのスペック要件などを主に編集します。どのくらいのスペックで動くかは実機で調査するのが最も良いですが、そうそう検証できる機材が揃っていることは稀なので、自分と似たようなゲームのスペック要件を参考に記載することになることが多いのでは無いでしょうか?
ここからは任意の設定となります。
③ ソーシャルメディアでは、ソーシャルサイトへのリンクとして様々なサイトへのリンクを貼ることができます。公式製品ホームページ、YouTube、Twitter(X)、TikTok、Instagramなどが主な外部サイトになるでしょうか?
④ バナーではストアページ中段に表示されるタイトルと説明、ボタンがあるようですが、何のことかよくわかりません。
⑤ テーマではストアページの外観の雰囲気や色合いを決めることができます。自分の製品にしっくりくる外観を選びましょう。(テーマはいつからかは忘れましたが2025年の8月か?9月頃から、ストアページをEpicが統一したいということで、なくなってしまいました。)以前は白い背景のページや、青い背景のページなどが選べたのですが、黒とグレーを基調としたシックなものに全ての製品が統一されたようです。
地域とレーティング
地域とレーティングでは、レーティングにより配信可能な地域や年齢が決められます。地域では自分の自由に配信したい地域を選べます。
レーティングボタンを押すとEpicからのレーティングに関する質問が始まります。自分のゲームの内容に応じて質問に答えていきましょう。(ここだけで小一時間はかかるので時間があるときに集中して取り組みましょう。というか時間を確保してから作業を開始しましょう。)
IARCという期間が定めるゲーム内容のレーティングを質問形式で進めていきます。自分のゲームの内容と照らし合わせて質問に答えていきましょう。
地域ではチェックリストで配信する地域を選択することができます。物価が低く慣習的にゲームのキーなどを不正に入手して売りさばいている地域などは配信をしないにしておくと、違法入手されるリスクが減るのでしょうか?
基本オファーを追加する
基本オファーでは以下の8つの項目(5つが必須3つが任意)を入力設定する必要があります。
- 全般の詳細
- 日付
- 価格
- アーティファクトの設定
- 画像
- 含まれるオファー
- 地域
- クラウドセーブ
全般の詳細では、ゲーム製品の名前と280文字程度の簡単な説明、商品のジャンルや特徴を設定することができます。これらは検索されたときに表示される情報になるようなので慎重に設定する必要があると思います。
日付ではEpicの質問に答えながら実際のリリース日(の予定)を決めていくようです。
価格では基本の価格を選択(もしくは入力?)した後に地域ごとの価格を決定できます。Steamのときと同じで、為替のレートが以上に低い国などで極端に低価格になることは避けておきましょう。もしくはその地域では配信できない(しない)ように設定しましょう。
アーティファクトの設定では実際にEpicランチャーからゲームをインストールする際のフォルダ名を決定することができるようです。デフォルトでタイトル名から抽出されているようですが、変な記号のような文字列が入っていたので、整えたい場合は調整しましょう。
画像ではストアページの1番目につくトップの画像一覧をアップロードすることができます。
ここからは任意で設定する情報です。
含まれるオファーでは、エディションの違い、アドオンなど追加コンテンツを設定できるようです。また体験版(デモ)もここに含まれるようです。体験版については別途解説場所を作りたいと考え中。(リンクをここに貼る)ただ、ビルドをアップロードしていないと選択できないのか、初見では選択するのプルダウンが選択できない状態になっています。
地域では前述のオファーが利用できる地域を設定することができます。本編に加えて追加コンテンツも地域別に分けられるのですね。
クラウドセーブではセーブデータをクラウドに保存できるようです。実は作っておきながらセーブデータがどこのフォルダに保存されているか知らないのですが、その当たりは自動的に検出して、自動的にクラウドセーブしてくれるのでしょうか?
製品のホームページを追加する
各要素を選択すると左側にEpic Games Storeでのプレビューのようなモノが表示され、ストアページのどこを編集しているか?視覚的にわかるようになっています。
カールセル(必須)
Steamでいうところの予告編となる、ユーザーが製品ページを訪れたときに、最も最初に見る動画(画像でもOKだが動画が効果的)をアップロードします。Steamでは無限にアップロードできましたが、Epicでは動画も含めて20個までしかアップロードできません。厳選した素材を選びましょう。
基本情報(必須)
見出し(140文字以内)と本文(10,000文字以内)で自分のゲームを宣伝します。画像も追加することができますが、文字数としてカウントされる上に30個まで含めることが可能です。
このあたり、英語を基本として入力し、英語を元にローカライゼーションを行うので注意して入念に文章を入力しましょう。ローカライゼーション後に後から修正したいとなるととても面倒なので、納得できるまでしっかり考えてから記載しましょう。
追加の画像(任意)
追加の画像として、カールセルとは別に基本情報の下に掲載される画像です。最大20枚までアップロード可能ですが、製品の最も重要な点、エキサイティングな点を捉えた画像を選びましょう、とあるように、製品の強烈なインパクトを与える画像に絞って掲載するのが良いでしょう。
ちらっとトップページに掲載されているゲームを見た所だれも設定していないのでよほどのアピールポイントがない場合は使わないほうが無難でしょうか?
ソーシャルプレビュー(任意)
この画像は、ソーシャルネットワークの投稿へのリンクをプレビューする際に使用されます。これはストアページに直接表示されることはありませんが、サードパーティによりプレビュー用に使用されます。と説明がありますが良く分かりません。
ドメインの追加
組織 → 設定 → ドメイン から自分が運用している公式のホームページやブログなどを登録することができます。
登録すると?
ドメインを登録することでなりすましなどの迷惑な行為から見を守ることができるようです。公式ドキュメントにはブランドの一貫性確保と悪意のある活動 (ブランドのなりすまし、著作権侵害、マルウェア、個人情報の盗難など) の低減に役立ちます。とあります。
登録しなくても良いようですがせっかくブログを持っているので登録しておきました。
ドメインの追加手順
- Epic Games Storeデベロッパーページにログイン
- 組織 → 設定 → ちょっと下の方 ドメイン → ドメインを追加 ボタンを押す。
- ページが変わって、ドメインを入力するボックスが現れます。 → ドメインを入力(例=essence-of-human-game-creation.com)https:は入力しません。自身の持つトップドメインを入力しましょう。
- するとTXTドメインシークレットという暗号のような絶対に誰にも見せてはいけないコードが提供されます。それを自身が運営するサーバーへTXTドメインシークレットを登録します。
- 自分の場合はConohaWingでブログを運営しているのでその手順を書きます。
- Conohaへログイン
- コントロールパネル上部からVPSではなくWINGを選択(ここで30分ぐらい苦戦した。)
- WING → サイドバーのDNS → 自身のサイトのドメインが表示される。
- 三角矢印でその詳細を開くとすでに登録されている、よくわからないTXTレコードやら、データやらが表示されます。
- データの行列の一番下に+ボタンがあるのでそこから行を追加します。
- タイプをTXTにドロップダウンから選択。
- 名前=@、TTL=3600、値=Epicから提供された、「 TXTドメインシークレット 」を入力します。(ChatGPTに訊いたので間違ってたらスマン。自分でいけたので多分大丈夫?)
- 保存ボタンを押す。 → 変更が反映されるまでに数分から1時間程度時間がかかります。
- Epic側のページに戻り、「 TXT記録を確認 」ボタンを押します。
- 自分は保存から12分後にTXT記録が確認されて、無事にEpicのデベロッパーのドメインとして認識されました。
お疲れ様です!
1つのページにまとめましたが、正直ここの部分だけでも1週間ぐらいはかかる内容です。焦らず落ち着いて1つ1つ着実に進めていきましょう。
またここで入力したテキスト(英語)をベースにローカライゼーションを行います。大元の文章が間違っているとローカライゼーションしたときにも間違えて翻訳されるのでしっかりと文章を整えましょう。
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