Node Canvasが個人的にいまいち使いこなせない（解読）

Unityのほとんどの機能をビジュアルスクリプト、マウス操作で呼び出しノーコードでスクリプトを作成することができるアセットです。

似たようなアセットとして

PlayMaker　Arbor　Bolt　があります。習得できてきたら比較検証もやりたいです。

予備知識
1. スクリプトの種類
BehaviorTreeOwnerの使い方
FSM Ownerの使い方（Aボタンでオブジェクトを削除）
おまけ　インストール先とインストール時のアップデート注意
参考資料、チュートリアルYouTube

予備知識

スクリプトの種類

BehaviorTreeOwner（ビヘイビアツリー＝流れるような一連の動作を組み立てる）
FSM Owner（ステートマシン＝状態に応じて1つ1つの行動を厳密に実行する）
Dialogue Actor
Dialogue Tree Controller
Standalone Action List(Bonus)

ステートマシンでは、各ステート（状態）に応じた行動を制御するAiのようなイメージで、ビヘイビアツリーは一連の流れを前から順番に流れ作業のように実行していく処理といった違いでしょうか？3,4,5としてそれ以外のスクリプトがありましたが今回はよくわからないスクリプトだったので次回以降の解読で何者かわかれば追記します。

BehaviorTreeOwnerの使い方

ノードの作成方法

BehaviorTreeOwnerスクリプトをアタッチ
Bound(ヒエラルキー)かAsset(プロジェクト)　を選択
Canvasウインドウが出る
ノードを追加（Canvasウインドウで右クリック）
Compositesで指定した流れに応じて処理が進んでいく。

全ての要素を確認

Actions
Condition
Composites
Decorators
SubGraph

全ての要素のリストを動画で撮影しました。何ができそうか妄想する用に使ってください。

NodeCanvasの使い方を解読したけどいまいちよく分からなかった。コマンド一覧を全部眺めるだけの動画。[Unityアセット]　素人ひとりゲーム制作・ノードキャンバス

ノードの組み方

Composites、Decorators、Conditionで処理の流れや条件分岐を作成
処理の流れにActionsで実行したい処理を実装

Composites(左)とDecorators(右)
　

Actionsのリスト

実行できる処理がたくさんあるので、名前から機能を想像しながら実際にコードを組んでいって各種機能を覚えながら使いこなしていく形になるでしょう。数が多いので実践あるのみですね。

困った。シーケンサーの丸ポッチンが生成されない

どの参考動画を見てもシークエンサーのコネクションの部分の前後に新しい処理を紐付ける用の空白の丸ポッチンが表示されるはずなのですが、何故か生成されません。これでは処理の順番をシーケンサーに指定することができずに、全て同じタイミングでの処理になってしまいます。困った。

応用例・できること

ナビメッシュを使用したオブジェクトの移動
Movementアクションを使ったオブジェクトの移動や回転
カメラのフェードイン・アウト
音を鳴らす
ダイアログ
Inputの入出力
アニメーションの実行

各種用意されたアクションなどを組み合わせてスクリプトを作ることができることはわかったものの、実際のゲームとして使用する場合、どのように実用することができるのか？どんなことができるのか？いまいちピンとこないので、応用例というか実用でのできることをリストアップしてみた。

ビヘイビアツリーのような一連の流れの処理を作るに当たっては、GameCreatorでのビジュアルスクリプトでの製作に慣れているため、どうにも実用上でどうやってNodeCanvasを活用すればゲーム機能に応用できるのかが、使い方がよく分からず、使いこなせるまでには相当のアイディアと閃きが必要に感じます。とはいえ実際のゲームの応用例として動物が徘徊する動きのAiをビヘイビアツリーで実装する例を発見したので、分かる人には極めると、ここまでできるようです。個人的には使い所がよく分かりませんでしたが、極められる人には色々できる可能性がありそうですね。