UnrealEngineへの移行を考えます。(Unity新料金を受けて)

Unityから新しい料金体系(UnityRuntimeFee)が発表されて、
色々炎上や信用損失などと騒がれていますね。
自分も例にもれずにUnityからUnrealEngineへ移行しようと思います。

引用元:Unity のプランの価格設定とパッケージの更新

 

新料金で軽く試算

試算A

Steamで販売した3000円のゲームを20万DLされた場合
3000×200000=600000000円(6億円)
Steamへの手数料30% = 1.8億円
Unityの新料金 = 600万円
(Unity旧料金 = 267960円=約27万円)

6億円-1.8億円-600万円=414000000=4億14000万円が手元に残る
所得税を支払うとしてざっくり半分なくなり2億700万円が最終的な利益となる。
Unity税=1%(売上に対して)

 

試算B

Steamで販売した300円のゲームを20万DLされた場合
300×200000=6000万円
Steamへの手数料30% = 1800万円
Unityの新料金 = 600万円
(Unity旧料金 = 267960円=約27万円)

6000万円-1800万円-600万円=3600万円
所得税を払った後=1800万円が最終的な利益になる。
Unity税=10%(売上に対して)

 

試算C

Steamで販売した50円のゲームを60万DLされた場合
50×600000=30000000=3000万円
Steamへの手数料30% = 900万円
Unityの新料金 = 1800万円
(Unity旧料金 = 267960円=約27万円)

3000万円-900万円-1800万円=300万円
300万円なら経費などで所得税は免れたとしても最終的な利益は10分の1の300万円
Unity税=60%(売上に対して)

 

まとめ・考察

単価が低くDL数で稼ぐゲームもしくはDL数を稼いで少額の広告の売上で稼ぐゲームがかなり不利になる料金体系が見て取れますね。特に試算Cの10分の1はやばいです。これにさらに元々かかった開発費用の回収などを考えなければならないので、とてつもない増税ですね。

とはいえ、300円くらいのまでのゲームなら最終的な利益がそこそこあるのでまあなんとか許容できるといった感じでしょうか?しかし旧料金約30万円からのいきなり600万円〜のUnity税になるのは誰もが戸惑うと思います。また販売価格とDL数でUnity税率が大きく変わる点も開発者にとってあまり明確ではない徴収方法では無いでしょうか?

UnrealEngineの売上から一律5%の支払いに持っていくには600円のゲームをちょうど20万DL販売することで同じ税率になる計算ですが、Unityの場合はそこから更に売れれば売れるほどUnity税が増えるといった感じで、数が売れる度に悲鳴がでるといった凶悪なシステムのような気がします。

まあ料金云々以前にUnrealEngineは触って置こうと思っていたのでこれがよい機会なって良いのではないか?と割と前向きに考えています。

 

最終的には

今はUnityでゲームを作りSteamへの出品がメインになっていますがUnrealEngineで問題なくゲームが作れてきたらUnrealEngineでゲームを作成してEpicGamesに出品するようにしたいと思います。企業努力によりその方がロイヤリティの免除やUnreal税もわかりやすく開発者により還元できる環境が整っているのを逃す手はないと思います。ただ知名度でいうとまだSteamの方が優勢なので作品の認知度向上への影響はどうなのかわからないですが、一度どうなのかチャレンジくらいはしておきましょう。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました