UnityでUnrealEngineのアセットを使う、UnrealEngineでUnityのアセットを使う際のライセンスを確認しよう。

Unityで販売されているアセットをUnrealEngineで使いたい、逆にUnrealEngineで販売されているアセットをUnityで使いたい。しかし販売されているアセットには利用規約(EULA)というライセンスが存在します。ライセンスでそれらエンジン間でのアセットの利用が許可されているかを調べましょう。

結論(結構ややこしいので結論だけ見ず記事全部読んでおいてね。)
Unity→UnrealEngine パブリッシャーが(Unity Technologies)でないかを確認 さらにUnity Companion Licenseを使用していないかを確認。でなければ流用可能
UnrealEngine → Unity エピックゲームズが制作していないか確認。でなければ流用可能。ロイヤリティを払う必要がある?(時間あればまた調べたい)

 

UnityのアセットをUnrealEngineで使う

本家Unityからの声明・ブログより引用


引用元:https://assetstore.info/notice/eulainterpretation20200413/

 

基本は流用してOKだが例外あり

基本的にはUnityのアセットはアンリアルエンジンなどの別のエンジンに取り込んでゲームとして販売することができると記載されていますが、サポートは対象外となるようです。

例外1 Unity Technologiesが提供する極一部のアセット

ただしUnityが提供するサンプルや素材のごく一部に特別な規約がある場合があるそうです。Unityがパブリッシャーとなるアセットの一覧は https://assetstore.unity.com/publishers/1  から見ることができます。例として Starter Assets – Third Person Character Controller | URP  のカートに入れるボタンの下をよく見てみましょう。License agreementが Non standard EULA になっているのがわかると思います。これが先程の極一部のアセットには特別な規約が適用されている場合がある の特別な規約のことでしょう。通常であればStandard Unity Asset Store EULA となっているはずです。

例外2 Unity Companion License の下に配布されている別のアセットを内包している場合

Unity Companion License と言われてもピンとこないと思う人がほとんどなので例を挙げるとGaiaProUnity Companion Licenseを使用しています。ホームページなどには記載されておらずダウンロードしたアセットのサブフォルダ内にライセンスファイルがあり、その中にUnity Companion Licenseを使用しているよという内容の文章が書かれています。(内容を公開してもよいかわからなかったのでファイル名で許してください。)

その他、PCゲーム契約の浮遊船で使用したアセットでUnity Companion Licenseを使用しているアセットの一覧を軽く見ておきましょう。少なくともこのリストにあるアセットはUnrealEngineなどでビルドしてゲームとして販売することはできません。

  1. GaiaPro
  2. UMotion Pro – Animation Editor

もっとたくさんあると思ったら2個だけでした。ホームページにドドンと明記されているわけではないのでみなさんも気を付けてアセットフォルダ内のライセンスファイルに気を使いましょう。

 

おそらく素材ファイルがほとんど

とはいえ流用したいファイルは3Dモデルの素材だったり、アニメーションファイルだったりがほとんどだと思うので、高度なエディター機能を移植できる人は稀だと思うので、流用したいアセットフォルダの中にライセンスファイルがあるかを調べて、まずはUnity Companion Licenseを使用していないかを確認しましょう。

またパブリッシャーが独自に設定した規約が無いかも念のため確認しておきましょう。

一応Unity側の主張として

引用元:https://assetstore.info/notice/eulainterpretation20200413/

との記載がありますが、独自規約が無効になるわけではないので、独自規約があるアセットの流用は避けておきましょう。

 

UnityのアセットをUnrealEngineに移植する方法

移植は至って簡単でUnityのアセットがあるフォルダを直接UnrealEngineのコンテンツフォルダにドラッグアンドドロップしてコピーするだけです。

  1. Unityアセットストアからアセットを購入
  2. Unityパッケージマネージャーでアセットをダウンロード
  3. アセットフォルダをエクスプローラーなどで開いて、UnrealEngineの移植したいコンテンツフォルダなどにドラッグアンドドロップ
  4. .metaファイルやPrefabファイルなどUnity専用に作成されたファイルはUnrealEngineがインポートできませんとエラーを弾いてくれて、必要な素材のFBXファイルや音声ファイルなどをコピーしてくれるようです。
  5. UnrealEngineコンテンツのフォルダから実際にゲームに使用できれば移植作業終了。

 



 

UnrealEngineのアセットをUnityで使ってもよいの?

公式の解答を引用


引用元:https://marketplacehelp.epicgames.com/s/article/Can-I-use-these-products-in-other-gaming-engines-like-Source-or-Unity?language=ja

ちょっと日本語が曖昧で不安な解答ですが、エピックゲームズが制作していないマーケットプレイスで購入したアセットはUnityなどの他のエンジンで利用しても良いようです。

ただ発生するロイヤリティの支払いとは、Unreal Engineを使って作成したゲームやアプリの総収入が100万米ドルを超える場合、5%のロイヤリティを支払う必要があります。のロイヤリティなのでしょうか?それとも別途使用したアセットの作者さんに支払うべきロイヤリティがあるということなのでしょうか?もう少し具体的に書いて欲しい解答ですね。

Unityで使用できないUnrealEngineコンテンツ

231017追記
UnrealEngineでしか使えないアセットは購入ページに、UE 専用 コンテンツ – Unreal Engine ベースの製品にのみ使用がライセンスされます。との記載がはっきり記述されています。すべての製品に対してはっきりライセンスが書かれているかは不明ですが、基本EpicGamesが作成したテンプレートアセットや、サンプルプロジェクトにはこのような記載があると思います。

これらのUnityで使用してはいけないコンテンツはそもそもUnity上で動作しないような気もしますが、ストアページをよく確認してUnityで使っても大丈夫なのかを確認しておきましょう。

 

 

UnrealEngineのアセットをUnityで使う

実際にやってみないと詳しいことはわかりませんが、1個1個FBXファイルやテクスチャファイルをコピーしてUnity側で再設定する方法が主流のようです。がしかしなんとExporter for Unreal to Unity 2023という専用に移植するアセットがUnityアセットストアから販売されています。一応購入はしていますがまた詳しいことは実際に使用する機会ができたら別の記事として解説したいとおもいます。まあ気になる人は公式のチュートリアル動画があるので、そちらで確認して貰えれば・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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